TikTok Shopライブコマースで売上を伸ばす必勝法とは?成功事例から学ぶ配信のコツ

2026.04.29

TikTok Shopに参入しようとリサーチを進めると、必ずと言っていいほど出てくるのが「ライブコマースが伸びている」というキーワードです。

一方で、「配信機材は何を揃えればいいのか」「何時間やれば売上が立つのか」「自社に演者がいなくても成立するのか」といった実務面の疑問に答える情報は、意外なほど整理されていないのが現状ではないでしょうか。

海外のTikTok Shopでは、1回のライブ配信で日本円にして数億円規模の売上を叩き出す事業者がすでに生まれています。

一方で日本はようやくローンチから1年を迎える段階で、先行参入した一部のブランドや個人が「同じ土俵で戦えば勝てる」ことを証明し始めた局面です。

この時期にやり方を誤ると、広告費ばかり溶かして撤退という事態にもなりかねません。

本記事では、TikTok Shopライブコマースの仕組み・機能・メリットから、売れる商品の共通点、配信設計の秘訣、実際に売れた成功事例2選までを、日本より3年早くTikTok Shopが始まったベトナム市場で自社運用を手がけてきた株式会社ripplesの現場知見をもとに体系的に解説します。

読み終えるころには、自社で最初の配信をどう設計すればよいかの輪郭がつかめる内容になっています。

 

\ TikTok Shop公式認定パートナーの「ripples」/

 

TikTok Shopのライブコマースとは?

TikTok Shopのライブコマースとは、ショート動画SNS「TikTok」のアプリ内で実施されるライブ配信に、商品購入導線(カート)をピン留めして販売する仕組みのことです。

視聴者はライブを見ながら、画面下部に表示された商品をワンタップでカートに追加し、そのままアプリ内で決済まで完了できます。

従来のECは「商品を探す→選ぶ→買う」という能動的な行動が前提でした。

これに対しライブコマースは、「動画を見ていたら気になって、そのまま買った」という受動的な購買動線を作り出します。

弊社代表・清水は、TikTok Shopの位置づけについて「TikTokは、決済までSNS上で完結できる、国内で初めてのプラットフォーム」と解説しており、ライブコマースはこの構造を最大限に活かす販売手法といえます。

Instagramにも「ショップ」機能はありますが、商品カタログにとどまり、購入時は外部ECに遷移する仕様でした。

TikTok ShopはSNS滞在中の熱量をそのまま購買に変換できる構造が最大の違いであり、ライブコマースはその熱量を最も濃い温度で捕まえる場になります。

日本では2025年6月30日にTikTok Shopが正式ローンチされ、ライブコマースも同時に利用可能になりました。

現時点ではまだ黎明期ですが、先行する海外市場の動向を踏まえると、今後数年で日本のEC地図を塗り替える規模に成長する可能性が高い領域です。

実際、TikTok Japanが公表している情報では、日本でのTikTok Shopローンチから約半年間において、流通総額のおよそ70%が動画およびライブ配信をきっかけに発生していると説明されています。

従来のECのように「検索で商品を探す」導線ではなく、動画・ライブが売上の中心エンジンになっていることを示す、TikTok Shopならではのデータです。

ライブコマースに本気で取り組む価値は、この数字からも明確に読み取れます。

TikTok Shopライブコマースのメイン機能とは?

TikTok Shopのライブコマースは、他のライブ配信プラットフォームと比較して「購買体験をスムーズにする機能」が充実しているのが特徴です。

代表的な機能は次の4つです。

① 商品のピン留め・切替機能
ライブ配信中、画面上に今紹介している商品をワンタップで表示できます。

複数商品を扱う場合も、演者のトークに合わせて商品を「スイッチング」でき、視聴者は迷わずカートに到達できます。

② ライブ内アフィリエイト
メーカー側が商品ごとにアフィリエイト料率(目安5〜20%/カテゴリ・運用方針により変動)を設定しておくと、クリエイター(インフルエンサー)が自身のライブで商品を紹介し、売上に応じた報酬を得られます。

一般的には、まだ実績の浅いクリエイター向けには10%前後を基本とし、上位クリエイターには15〜20%の料率を提示する設計がよく用いられます。

自社アカウントに演者がいなくても、クリエイターのライブを通じて商品が売れていく構造を作れるのは、TikTok Shop独自の強みです。

③ 視聴者とのリアルタイム対話
コメント・ギフト・いいねなど、視聴者からの反応にその場で応えられるのがライブコマースの本質です。

商品の質問に即答できたり、在庫状況を伝えたり、限定クーポンを配布したりと、動画やLPでは届かない「会話の温度感」が購入率を押し上げます。

④ 配信データの可視化
配信終了後、管理画面で視聴者属性(性別・年代)、滞在時間、カートタップ数、購入率などを細かく確認できます。

次回配信の改善に直結する数値がそのまま残るため、PDCAを短サイクルで回しやすいのもライブコマースの大きな利点です。

さらにTikTok Shopでは、アフィリエイト機能と管理画面のデータ可視化を組み合わせ、メーカー側が各クリエイターのフォロワー属性・過去の販売実績・得意ジャンルまで把握したうえで、ライブ配信を依頼するクリエイターを戦略的にキャスティングできます。

TikTok Shopライブコマースを使うべきメリット4選

ここからは、TikTok Shopでライブコマースに取り組む具体的なメリットを4つに整理します。

既存ECや他SNSと比べてどこが違うのかを押さえておくと、投資判断のブレが少なくなります。

低コストで実現する新規顧客の開拓

ライブコマースの第一のメリットは、広告費を最小限に抑えつつ新規顧客にリーチできることです。

TikTokのアルゴリズムは「興味関心に基づくレコメンド」が軸のため、ライブ配信はフォロワー以外にも積極的に配信されます。

ライブ開始の通知やレコメンドを通じて、これまで自社を知らなかったユーザーにも商品が届く構造になっています。

一例として、靴の小売ブランド「CARiNO(カリーノ)」は、TikTok Shop開設から2ヶ月半で累計売上1,860万円を達成しましたが、期間中の広告費は約10万円に抑えられています。

従来のECでは、同規模の売上を獲得するのに数十万円〜数百万円規模の広告投資が必要になるケースが一般的です。

「ライブ配信のコンテンツそのものが新規集客装置として機能する」という点は、他チャネルにはない強みです。

新たなチャネルの確立によるビジネスの加速

ライブコマースは、既存の販売チャネル(自社EC・楽天・Amazon等)とは別の独立した流入経路を作り出します。

このチャネル追加が、事業全体の成長速度を押し上げるケースが数多く確認されています。

プロテインブランド「VITAS」(運営:株式会社スリーピース)は、2025年7月にTikTok Shopを開設し、8月から弊社が運用支援に入りました。

開設当初は数十万円規模だった月商が、9月には一気に桁が変わり、新チャネル単体で数千万円規模の売上に到達しています。

さらに、TikTok Shopで拡散された動画の影響で、Amazon側の売上にもプラスの波及効果が生まれました。

清水は「TikTokでの認知獲得は、Amazon・楽天・実店舗など他チャネルの売上も押し上げる」と語っており、ライブコマースは単なる新チャネルではなく、ブランド全体のGMVを底上げするエンジンとして機能します。

リアルタイムな対話によるエンゲージメント構築

ライブコマースの本質は、視聴者との双方向コミュニケーションにあります。

ショート動画やLPは一方向の情報発信ですが、ライブは視聴者の質問・反応に即応できるため、購買前の不安を配信中に解消できます。

たとえばアパレルであれば「サイズ感は?」「身長◯cmならどっち?」といった質問が飛んでくるため、その場で演者が実際に着用比較を見せることで、動画や商品ページでは伝わらない情報が届きます

これにより「買ってから失敗したらどうしよう」という心理的ハードルが大きく下がり、購入率(CVR)の向上につながります。

また、ライブ中のコメントは他の視聴者にも見えるため、「みんなが買っている」「◯◯さんも質問していた」といった社会的証明が働き、熱量がそのまま購買へと連鎖していく現象も頻繁に起きます。

リアル店舗の接客体験に近い温度感を、数百人〜数千人規模に同時提供できるのがライブコマースです。

効率的なPDCAサイクルの実現

ライブ配信を重ねるたびに、どの商品紹介が伸びたか、どの時間帯にカートタップが集中したか、視聴者がどの属性に偏っているかといった定量データがリアルタイムに蓄積されます。

管理画面から簡単に確認でき、次回の配信設計に即座に反映できます。

さらに、ショート動画は制作から公開まで数日単位ですが、ライブ配信は「本日実施→翌日改善」という短サイクルで打ち手を試せます。

清水も「ライブコマースは刈り取りだけでなく、アルゴリズム上”認知”の機能も担う」と強調しており、試行回数を重ねるほどアルゴリズムへの理解が深まり、再生・購買の両面で成果が伸びやすくなります。

広告運用のように1週間単位で数値を見る必要がないため、学習スピードと改善スピードが圧倒的に速いのがライブコマースのPDCAの特徴です。

TikTok Shopライブコマースで売れる商品の共通点

どんな商品でもライブコマースで売れるわけではありません。

清水が現場で関わってきた国内外の事例を整理すると、ライブで伸びる商品には明確な共通点があります。

ライブ配信で映えること

まず第一に、動画で魅力が伝わりやすい商品はライブで強いです。

色・質感・サイズ感・使用感などが視覚で一瞬にして理解できる商品は、静止画や文字情報より圧倒的に訴求力が高くなります。

具体的には、アパレル(特にレディースファッション)、コスメ・スキンケア、食品、雑貨・アクセサリー、ガジェット系家電などが該当します。

清水は「アメリカと東南アジアの各国でトップ2は共通している。1位が美容・パーソナルケア、2位がレディースファッション」と解説しており、この2カテゴリは国をまたいで鉄板ジャンルになっています。

逆に、動画で説明しづらい無形商材(金融・保険・オンラインサービス等)や、触ってみないと価値がわからない大型家具などは、ライブコマース単体で売上を立てるのは難しい傾向があります。

質のいい商品であること

ライブコマースは、「動画で熱量高く紹介→購入→使ってみてギャップ」という流れになった瞬間、レビュー欄や次回配信のコメント欄でネガティブな声が可視化されます。

SNSの性質上、悪い評判が広がるスピードも速く、一度信頼を失うとリカバリーは容易ではありません。

このため、TikTok Shopライブコマースで中長期的に伸ばしていくには、商品そのものの品質が一定水準を超えていることが絶対条件になります。

清水が関わった案件でも、開始初月から安定して伸びたブランドは、ほぼ例外なく既存チャネル(自社EC等)でも高評価を獲得していた商品でした。

ライブでバズらせて一時的に売上を作ることは可能ですが、商品力が伴わないと初回リピート率が極端に低くなるため、LTV(顧客生涯価値)が積み上がらず、広告費ばかりがかさんでしまいます。

限定感を演出すること

ライブコマース特有の力学として、「今この瞬間しか買えない」という限定感が購買行動を強く後押しします。

具体的には次のような訴求が機能します。

  • 数量限定:「本日のライブ限定50セット」「在庫残り10個」
  • 時間限定:「ライブ終了までの30分間だけの特別価格」
  • セット限定:「今回のライブでしか買えないコラボパッケージ」
  • 先着クーポン:「配信中にコメントで◯◯と送った方に限定クーポン」

VITASの事例では、主力のプロテインに加え、エナジードリンク「ライフガード」とのコラボパッケージ(シトルリン・アルギニン配合)が在庫切れで入荷待ちになるほど販売が伸びたという実績があります。

「ここでしか買えない」というオンリーワンの文脈が、ライブ視聴者の購買意欲を最大化した好例です。

ただし、常に「限定」を連発すると特別感が薄れ、「どうせ次も限定やるでしょ」と見送られるリスクも高まります。

限定施策はライブ全体の5割以下に抑え、通常商品との組み合わせでメリハリを作るのがセオリーです。

TikTok Shopライブコマースを成功させる4大秘訣

ここからは、実際にライブコマースで成果を出すための具体的な運用ポイントを、清水が弊社支援先に共通して提案している4つの秘訣として整理します。

ユーザーのニーズを把握する

どれだけ良い商品を扱っていても、視聴者の関心からズレた配信は再生されません。

ライブコマースで最初にやるべきは、「自社商品を買ってほしいターゲットが、TikTok上で何に関心を持っているか」を徹底的に言語化することです。

具体的な進め方としては、次の3ステップが有効です。

  1. 既存顧客のペルソナ分析:購入者の年齢・性別・悩みをSNS投稿や口コミから洗い出す
  2. TikTok上での関連キーワード調査:ターゲット層が検索・視聴している動画傾向を把握
  3. 競合ライブの視聴:同カテゴリの伸びている配信のトーク構成・演者キャラを研究


清水は「ターゲットの”悩み”と合致するクリエイターを、ポイントではなく”面”で巻き込む」ことの重要性を強調しており、単にフォロワー数の多いインフルエンサーに依頼するだけでなく、「視聴者の悩みに近い立場で発信している共感型アカウント」のほうが購買転換率が高いという知見も共有されています。

学習と改善を繰り返す

ライブコマースは、1回目から成果が出るケースのほうが稀です。
先述のPDCAを徹底的に回し、毎回の配信で仮説検証を重ねていく姿勢が不可欠になります。

改善対象になりやすい要素は次のとおりです。

  • 配信時間帯:視聴者が最も集まる時間の特定(平日夜/週末昼など)
  • 冒頭5分の構成:スクロール中のユーザーを止める導入トーク
  • 商品紹介の順番:高単価商品をどこで投下するか
  • CTA文言:「今すぐカートへ」「画面下の◯◯をタップ」等のタイミング
  • 限定施策の出し方:ライブ序盤/中盤/終盤のどこで使うか

弊社の支援現場では、毎回の配信後に担当者とクライアントで15〜30分の振り返りMTGを実施し、次回改善点を明文化しています。

この積み重ねが、3ヶ月後・半年後の配信売上に直結します。

定期的にライブ配信をする

ライブコマースは「単発の大型配信」ではなく「継続的な配信の積み上げ」で効くのが特徴です。
清水が弊社クライアントに共通して推奨している配信頻度は、次の水準です。

  • 推奨頻度:可能なら毎日、難しければ週3回、最低でも週2回
  • 1回あたりの配信時間:慣れてきた段階で2時間を目安

定期配信が重要な理由は主に3つあります。

TikTokのアルゴリズムが「定期配信アカウント」を優遇する傾向があること
・視聴者側に「◯曜日◯時はこのブランドのライブがある」という習慣が形成されること
・回数を重ねるほど演者側のトークスキルと商品説明の精度が上がること

継続できる体制が社内に整わない場合、ライブ配信を代行するオプションや、クリエイターアフィリエイトを活用して「他者のライブで自社商品を売ってもらう」戦略を組み合わせるのが現実的です。

インフルエンサーを起用する

TikTok Shopの特性上、売上の半分以上がクリエイター経由で発生することも珍しくありません。

自社アカウント単独で配信を伸ばすよりも、クリエイターを面で巻き込んだほうが結果が出やすい局面が多いのが実情です。

クリエイター起用で押さえておきたいポイントは3点です。

  1. 属性マッチ:フォロワー層が自社ターゲットと重なっているか
  2. ジャンル熱量:該当カテゴリへの関心・発信実績があるか
  3. 配信実績:過去のライブコマースで売上を出した経験があるか


弊社では、食品系メーカーの支援で立ち上げ初動の約10日間で合計3,000名のクリエイターに商品を届け、自分たちの「ショーケース(プロフィール上の商品棚)」に登録、または動画をアップロードしてもらう状態を作りました。

TikTok Shopでは、この初動のクリエイター設計がその後数ヶ月の売上カーブを決定づけるケースが多く、「本格施策を始める前の準備フェーズ」に最も時間を割くのが勝ち筋になります。

TikTok Shopライブコマース攻略のための鉄則

ここまで個別の秘訣を見てきましたが、最後にそれらを統合した「ライブコマース攻略の鉄則」を3点にまとめます。

この3つを外すと、単発施策の寄せ集めで終わり、継続的な売上が積み上がりません。

鉄則①|「3本の矢」で同時並行運用する
弊社がクライアント支援で一貫して提案しているのが、以下の3施策を同時並行で回す設計です。

  • ショート動画の量産(週5〜10本以上を目安)
  • ライブコマース(週2回以上、可能なら毎日/1回2時間)
  • クリエイターへのアフィリエイト・アサイン(売上の半分以上を生む導線)

これらは独立ではなく、相互に連動します。

ライブ配信を見た人にショート動画が優先表示されやすくなり、逆にショート動画で興味を持った人にライブがレコメンドされやすくなる。

清水は「ライブ単体、ショート単体、クリエイター単体のどれか1つだけでは効果が限定される」と明言しています。

鉄則②|「熱量」を最優先に設計する
ライブコマースで最も評価される要素は、演者の商品ジャンルに対する熱量です。

技術的な配信スキル・演出以上に、「この人は本気でこの商品を愛している/使い込んでいる」という空気感が視聴者を動かします。

社員・代表が自ら配信に出ることがベストですが、難しければ「自社製品を日常的に愛用している顧客」や「商品カテゴリを長年発信しているクリエイター」を巻き込む設計が有効です。

外注の演者に台本だけ渡すと、熱量が乗らず結果が出ないケースが非常に多いため注意が必要です。

鉄則③|「黎明期」の先行者メリットを取りに行く
TikTok Shopの日本ローンチは2025年6月30日で、2026年4月時点でもまだ黎明期です。

清水は早期参入のメリットとして次の3点を挙げています。

  • クリエイターとの関係値を安価なうちに構築できる:数千〜2〜3万フォロワー規模のクリエイターが売上に大きく貢献するケースが多く、固定費も低く抑えられる
  • 「販売実績」が資産として積み上がる:TikTok Shopの商品ページには累積販売数が表示され、早く始めるほどCVRが上がる資産になる
  • 他チャネルへの波及効果:TikTokでの認知獲得が、Amazon・楽天・実店舗の売上も押し上げる

1〜2年後にプレイヤーが増えれば、クリエイター報酬も販売競争も一気に厳しくなります。
「まだ手垢のついていないカテゴリで先にポジションを取る」ことが、黎明期の最大の戦略です。

TikTok Shopライブコマースで実際に売れた成功事例2選!

ここからは、国内・海外のTikTok Shopライブコマースで実際に売上を作った事例を、タイプの異なる2ケースに絞って紹介します。

自社の事業規模・体制に近い事例を参考にしてみてください。

事例①:メガインフルエンサー

1つ目は、メガインフルエンサー級のライバーが1回の配信で桁外れの売上を叩き出すパターンです。

ベトナムでは、1回のライブ配信で圧倒的な売上を叩き出すトッププレイヤーが複数存在します。

清水によると、ベトナムで最も売るライバーは、15時間のライブコマースで日本円にして約6億円(ベトナムの物価水準を日本に換算すると約18億円相当)を売り上げたといいます。

取扱商品は家電から化粧品まで幅広く、まさに「デジタル版ジャパネットたかた」のような運用スタイルで、月30回前後のライブを配信していたとのことです。

日本国内でも、同様のパターンはすでに観測されています。

代表例が京極琉氏(@ryukyogoku)です。

フォロワー約36万人規模のアカウントで、TikTok Shopでのライブコマースを主戦場とし、スタート初日に1,700万円超、誕生祭ライブで1,100万円、単発最高では5,700万円を売り上げた実績が複数メディアで報じられています。

この事例から学べるポイントは2つです。

・ライブコマースは「フォロワー数×熱量×配信時間」で売上が決まる構造であること
・日本でも海外と同水準の売上がすでに実現可能なフェーズに入っていること

です。

自社にメガインフルエンサーがいなくても、報酬条件を整えて大型ライバーにアサインするという選択肢も現実的になっています。

清水は「日本ではまだライブコマースが文化として根付いていないが、ベトナムもスタート時点ではゼロだった。文化は作りに行くものであり、日本でもこれから同じ道をたどる」と強調しています。

1〜2年後には、日本のメガライバーの市場価値は現在の数倍に跳ね上がる可能性が高く、今のうちに関係値を構築しておくことが重要です。

事例②:小規模アカウント

2つ目は、フォロワー数が少ない小規模アカウントでも、熱量の高い配信で結果を出しているパターンです。

靴の小売ブランド「CARiNO(カリーノ)」(運営:株式会社Pixie)は、2025年7月1日にTikTok Shopをオープンし、わずか2ヶ月半で累計売上1,860万円超を達成しました。

公表されている数値は以下のとおりです。

  • 累計売上:1,860万7,610円
  • 注文数:1,220件
  • 販売足数:1,573足
  • ライブ配信1日で450万円の売上を記録
  • 広告費:約10万円に抑制

CARiNOの最大の特徴は、代表のミゲル氏自らがショート動画・ライブ配信に出演し、靴の機能性や製造背景を熱量高く語るスタイルを採用している点です。

フォロワー基盤ゼロからのスタートにもかかわらず、低広告費で高いCVR(購入率)を実現できたのは、創業者自身の一次情報を乗せたコンテンツ設計が機能した結果といえます。

この事例から学べるポイントは3つあります。

・大規模な演者・広告予算がなくてもライブコマースは成立すること。
・「商品ジャンルへの熱量」が視聴者の購買意欲を直接動かすこと。
・ライブ1日で数百万円規模の売上は、小規模事業者でも再現可能な水準であること

「自社に有名人・演者がいないから始められない」と考えている事業者にとっては、代表や社員が顔を出す「人格型アカウント」こそ最大の差別化になり得るという好例です。

TikTok Shopライブコマースに関するよくある質問

自社に配信スタジオや高額な機材がなくても始められますか?

はじめはスマホ1台+リングライト+外付けマイク程度の最小構成で十分に始められます。

重要なのは機材スペックよりも、安定したインターネット環境(有線LAN推奨)と商品が明るくはっきり映る照明です。

慣れてきたら、複数カメラ切替や高画質配信に段階的に投資していくのが現実的です。

ライブ配信を毎日続ける社内体制が作れない場合はどうすればよいですか?

選択肢は主に2つです。

第一に、ライブ配信代行サービスを活用し、インフルエンサー等を自社アカウントのライブ演者として起用する方法。

第二に、クリエイターアフィリエイトに注力し、他者のライブで自社商品を売ってもらう戦略です。

弊社でも、レディースアパレル企業様などに対してライブ配信代行のオプションをご提供しており、半年〜1年かけて自社運用に切り替えていく道筋を並走支援しています。

配信開始から何ヶ月で成果が出ますか?

カテゴリ・商材・体制によって幅はありますが、3ヶ月目以降に売上の立ち上がりを実感するケースが多いです。

初月はアカウント設計・配信フォーマットの確立、2ヶ月目はデータをもとに改善、3ヶ月目から数値が伸びるというパターンが一般的です。

ただし、CARiNOのように開設直後から短期間で数百万円規模のライブ売上が立つケースもあり、商品力とコンテンツ力次第では早期の立ち上がりも十分に起こり得ます。

今からTikTok Shopライブコマースを始めても遅くないですか?

まったく遅くありません。むしろ今が参入ベストタイミングです。

日本ローンチから1年足らずで、多くの大手メーカーはAPI連携調整等の都合でまだ本格参入していません。

クリエイター費用・販売実績・他チャネル波及のいずれの観点でも先行者メリットが大きい局面です。

まとめ|ライブコマースは「継続と熱量」で勝てる市場

本記事では、TikTok Shopライブコマースの仕組み・機能・メリット・売れる商品の条件・成功の秘訣・成功事例までを一気通貫で解説してきました。

最後に主要ポイントを振り返ります。

  • ライブコマースは「動画を見ていたら買っていた」という受動的購買を生み出す、TikTok Shop最大の販売手段である
  • 売れる商品には「ライブで映える/商品力が高い/限定感を演出できる」という3つの共通点がある
  • 成果を出す秘訣は、ユーザーニーズ把握→学習改善→定期配信→インフルエンサー起用の4ステップで、いずれも継続が前提
  • 攻略の鉄則は「3本の矢(ショート動画×ライブ×クリエイター)」「熱量重視」「黎明期の先行者メリット」の3つ
  • メガインフルエンサー型(京極氏・ベトナムトップライバー)と小規模アカウント型(CARiNO)、どちらの道でも成果を出せるフェーズに入っている

TikTok Shopライブコマースは、正しく設計して継続すれば、小規模事業者でも月商数千万円規模までスケールし得る希少なチャネルです。

一方で、闇雲に配信を始めても広告費と時間を溶かすだけになりやすい領域でもあり、初期設計の精度が3ヶ月後・半年後の売上を決定づけます

より実務的な情報を深掘りしたい方は、弊社の関連記事もあわせてご参照ください。

TikTok Shopライブコマースを依頼するなら株式会社ripplesへ

弊社・株式会社ripplesは、日本より3年早くTikTok Shopが始まったベトナム市場で自社店舗を運営してきた、国内でも希少なTikTok Shop運用代行会社です。

日本国内の認定パートナーとしても活動しており、月商数千万円規模のクライアントや、初動10日間で3,000人のクリエイターを巻き込む支援実績を積み上げています。

ライブコマース領域では、配信台本の設計・演者キャスティング・本番運営・データ分析までをワンストップで支援しており、自社にライブ運営ノウハウが一切ない企業様でも、初回配信から安定した運用が可能な体制をご用意しています。

「自社商品はライブコマースに向いているのか」「最初の配信はどう設計すればよいのか」といった段階からのご相談も無料で承っています。

ベトナム・アメリカを含む海外マーケットデータと国内先行事例を踏まえて、貴社に最適な初動設計をご提案します。

 

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