TikTokで知った商品を他ECで購入した経験は83.7%――購入のきっかけとLIVEの実態

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購入経験者410名から見る、商品を知ってから買うまでの行動|2026年6〜7月調査
株式会社ripplesのTikTok Shop購入経験者410名への調査では、購入のきっかけとして最も影響が大きいものに「クリエイターやブランドのライブ配信」を選んだ人が29.3%、「広告動画」を選んだ人が28.3%でした。この2つが近い割合で並んでいます。
これまでにLIVEを見ながらその場で購入した経験がある人は81.7%でした。一方、TikTokで知った商品を他のECサイトで探して購入した経験がある人も83.7%に上ります。3つの設問から、購入のきっかけと、最終的に購入する場所を見ていきます。
最も影響の大きい購入きっかけはLIVEと広告動画が上位
購入のきっかけとして最も影響が大きいものを一つ選ぶ設問では、「クリエイターやブランドのライブ配信」が120人・29.3%で最多でした。「TikTok上に流れてくる広告動画」は116人・28.3%、「クリエイターの通常動画」は88人・21.5%と続きます。
| 回答項目 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| クリエイターやブランドのライブ配信(TikTok LIVE) | 120人 | 29.3% |
| TikTok上に流れてくる広告動画 | 116人 | 28.3% |
| クリエイター(インフルエンサー)の通常動画 | 88人 | 21.5% |
| ブランドやショップの公式アカウントの投稿 | 45人 | 11.0% |
| 知人・友人のシェアやおすすめ | 22人 | 5.4% |
| その他 | 19人 | 4.6% |
出典:株式会社ripples「TikTok Shopに関するアンケート」Q5。n=410、単一回答。割合は回答人数から算出し、小数第1位に四捨五入。端数処理により内訳の合計が100%にならない場合があります。
LIVE配信と広告動画の差は4人です。今回の回答数ではLIVE配信が最多でしたが、この差だけでLIVEの方が売れやすいと結論づけることはできません。設問は本人が感じた「最も影響の大きいきっかけ」を尋ねており、接触回数、配信費用、注文数をそろえて効果を比較したものではないためです。
LIVE配信とクリエイターの通常動画を合わせると208人・50.7%でした。ただし、この合計をそのまま広告に頼らない購入の割合と読むことはできません。クリエイター起用や配信の費用、広告との接触の重なりは設問で確認していません。公式アカウントの投稿も別の選択肢に分かれています。
事業者が施策を選ぶ際には、LIVE、通常動画、広告それぞれについて、制作・配信にかかる費用と、自社で得られた注文や利益を対応させて確認することが必要です。今回の数値は、回答者が購入に最も影響したと感じている接点を知る材料になります。
LIVEを見ながらその場で買った経験は81.7%
TikTok LIVEを見ながらその場で商品を購入したことがあるかを尋ねたところ、「よくある」が105人・25.6%、「たまにある」が156人・38.0%、「1、2回だけある」が74人・18.0%でした。3つを合わせると335人・81.7%が購入経験ありと回答しています。
| 回答項目 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| よくある | 105人 | 25.6% |
| たまにある | 156人 | 38.0% |
| 1、2回だけある | 74人 | 18.0% |
| 一度もない | 75人 | 18.3% |
出典:株式会社ripples「TikTok Shopに関するアンケート」Q6。n=410、単一回答。割合は回答人数から算出し、小数第1位に四捨五入。端数処理により内訳の合計が100%にならない場合があります。
「よくある」と「たまにある」の合計は261人・63.7%でした。ただし、この2つの選択肢に具体的な回数や頻度の基準は示されていません。「一度もない」は75人・18.3%でした。
81.7%は、TikTok Shop購入経験者410名のうち、LIVEを見ながらその場で買った経験があると回答した人の割合です。LIVE視聴者を分母にした購入率ではありません。設問には経験を尋ねる期間の指定がなく、購入を完了したサイト・アプリも明示していないため、TikTok Shop内の決済率とは扱えません。
LIVEを施策として検討する場合には、視聴者数だけでなく、どの商品説明や実演の後に商品ページが見られ、注文に進んだかを確認する方法が考えられます。視聴中の質問も記録すれば、次の配信や商品ページで補うべき情報を具体化できます。
TikTokで知った商品を他ECで買った経験は83.7%
TikTokの動画やLIVEで商品を知った後、他のECサイトを探して購入したことがあるかを尋ねたところ、「よくある」は109人・26.6%、「たまにある」は165人・40.2%、「1、2回だけある」は69人・16.8%でした。合計343人・83.7%に、そのような経験がありました。
| 回答項目 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| よくある | 109人 | 26.6% |
| たまにある | 165人 | 40.2% |
| 1、2回だけある | 69人 | 16.8% |
| 一度もない | 57人 | 13.9% |
| その他 | 10人 | 2.4% |
出典:株式会社ripples「TikTok Shopに関するアンケート」Q8。n=410、単一回答。割合は回答人数から算出し、小数第1位に四捨五入。端数処理により内訳の合計が100%にならない場合があります。
回答者410名のうち343人に、TikTokで商品を知ってから別のECサイトで購入した経験がありました。TikTok Shopでの購入経験と、商品を知った後に他ECで購入した経験は、同じ人に併存し得ます。
83.7%は「TikTokで知った商品を他ECで購入した経験がある人」の割合です。もともとTikTok Shopで買う予定だったかは尋ねておらず、購入先の乗り換えや売上の流出を測った値ではありません。経験を尋ねる期間の指定はなく、他ECを選んだ理由も調べていないため、流出額や価格差の影響は算出できません。
LIVE中の購入経験81.7%と、他ECでの購入経験83.7%は別々の設問です。同じ回答者が両方に該当し得るため、足し合わせたり、互いに排他的な購入者層として比べたりすることはできません。
Shop内の注文と、他ECでの反応を分けて確認する
TikTok Shop内での販売を評価する際は、注文や利益、商品ページへの移動を確認します。そのうえで、他のECサイトも運営している企業は、TikTokで紹介した商品の検索や販売がどう変わったかを別に見ておくと、追加で調べるべき動きが分かります。
投稿後に他ECの売上が増えても、セールや別の広告などの影響があり得ます。投稿日時、紹介商品、販売先ごとの施策を記録し、可能であれば購入者アンケートなども使って、TikTokを見たことと購入の関係を確かめます。複数の施策で同じ売上を重複して成果に数えないことも必要です。
TikTokで知った商品を他ECで探す行動があることを踏まえ、ブランド名や商品名、型番、仕様を各販売先で分かりやすく示すことも検討できます。LIVE、広告、通常動画の各接点と購入先の関係を知るには、自社での追加の計測が必要です。どの接点からどの商品が買われているかを確かめ、運用の改善に使います。
調査概要・データの見方
調査名:TikTok Shopに関するアンケート/調査主体:株式会社ripples/調査方法:インターネット調査。対象は過去1年間にTikTok Shopで購入経験のある男女410名(男性205名、女性205名)。
調査期間:2026年6月16〜17日(250名)と7月1〜14日(160名)の2回分を合算。設問数は9問で、購入カテゴリと購入理由は複数回答、その他は単一回答です。
割合は提供集計の回答人数を410で割り、小数第1位に四捨五入しています。複数の選択肢をまとめる場合も、人数を合算してから計算します。本記事では年齢構成等による重み付けを行っていません。丸めた割合を足す方法とは結果が異なるため、公表リリースの一部の数値と差があります。
本調査は購入経験者の自己申告を集計したもので、TikTok利用者全体や国内消費者全体の構成を示すものではありません。掲載する事業者向けの提案は、調査結果を踏まえた考察です。
出典
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